【石油給湯器エラー280】原因と対処法まとめ｜ノーリツ・コロナに対応

エラー280とは？

石油給湯器のエラーコード「280」は、排気系統に関する異常を示す警告です。
主に、排気ファンの動作不良や排気口の詰まりなど、燃焼ガスを外部へ排出する仕組みに問題がある場合に表示されます。

このまま運転を継続すると不完全燃焼や一酸化炭素中毒のリスクがあるため、注意が必要です。

主な原因

• 排気口の塞がり・凍結
• 排気ファンモーターの劣化・停止
• 排気ダクトの結露・腐食
• 煙道センサーの異常検知
• 鳥の巣・落ち葉などによる物理的詰まり

まず確認するべきポイント

1. 排気口の前に雪・氷・ゴミ・葉っぱなどが詰まっていないか確認
2. 強風や横殴りの雨で湿気が入り込んでいないか
3. 機器の再起動（電源OFF → 数秒後にON）で改善するか確認
4. 室外機の周辺に動物のフン・虫の巣などがないかチェック

対処法

• 屋外機まわりを清掃し、通気経路を確保
• 機器のブレーカーや電源を一度落として再起動
• 排気カバーや煙突の中に詰まりがある場合は除去
• 異音や振動がある場合はファンモーター故障の可能性 → 修理依頼を

ノーリツ・コロナの対応状況

ノーリツ（NORITZ）

• エラー280は排気ファン異常や排気抵抗異常として扱われる
• 一定時間燃焼後にファンが停止 → 再点火失敗でエラー表示
• 排気管に水がたまっているケースも報告あり

コロナ（CORONA）

• 排気ダクトの凍結によるエラー280の発生例が多い
• 寒冷地では定期的な排気確認と凍結防止が推奨
• 排気温度センサーの誤作動もあり得る

修理費用の目安

再発防止のポイント

• 煙突・排気口の定期点検（特に落ち葉の多い季節）
• 屋外機の周囲50cm以内に障害物を置かない
• 冬場は凍結防止ヒーター付きモデルを検討
• 年1回以上の専門業者によるメンテナンス

まとめ

石油給湯器のエラー280は、排気系の異常や詰まりが原因となるエラーです。
放置すると機器の破損や安全性に関わるため、早急な点検と対処が必要です。

原因が特定できない場合は、専門業者やメーカーサポートに相談しましょう。

▲ ページトップに戻る